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帝国ホテル 「黎明」

  • 執筆者の写真: 道子
    道子
  • 2021年3月19日
  • 読了時間: 1分

帝国ホテル一階ロビー横のティーラウンジの壁面には、ガラス素材を組み合わせた巨大な作品があります。




題は「黎明」。

高さ8メートル幅25メートルの壁いっぱいに、様々な大きさや種類のガラスブロックやタイル7600個が組み合わさって構成されています。


目地は上下左右全く取っていないので、下から積み上げながら主に裏面で持たせているように見えます。

しかし、ところに拠っては5センチ厚くらいのタイルの上に20センチ厚くらいのブロックが乗っていたりするので、強度に少々不安を感じるのですが、、、

でも、現に50年以上もこの状態で問題が無かったのですから、昔の施工者が知恵を絞って工夫したのでしょう。

当時の職人に話を聞いてみたいところです。


3代目となる現在の本館の建設(1970年)と共に発表された作品なのですが、今また4代目への建て替え計画が進んでいるらしいので、作品の存在が危ぶまれます。


2015年のホテルオークラの建て替えの時ほどの反対運動は起こらないかもしれませんが、長く帝国ホテルの顔であったこの景色が失われるのは、寂しいことです。



 
 
 

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