国立競技場モザイク壁画
- 道子
- 2023年3月18日
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更新日:3月9日
国立競技場の東門の両側を飾る高さ8mくらいのモザイク壁画2つ。

野見宿禰像

ギリシャの女神像
共に、長谷川路可作。
旧国立競技場内に飾られていたものが、この度の建て替えに伴って移設保存されました。
これらは、旧国立競技場(1958年完成)において前回の東京オリンピック(1964年)を開催するための大改装に伴って製作された大モザイク壁画13点の中の2点です。
これらの作品のモザイクピースは既存の壁に直接張られていたので、今回の移設にあたっては下地のコンクリート壁ごと切り出さなければならなかったそうです。
またモザイクが剥落しないためには最低45㎝の厚みが必要だったので、その重量たるや何十トン!
数ブロックに分割して工事が行われたのだと思いますが、このようにたいへんな労力と莫大な予算を費やす大工事だったので、保存にいたるまで実に紆余曲折があったという記事を読んだことがあります。
古く価値のあるものが残されていることを喜びたいと思います。
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